WEB予約
011-761-3000
お問い合わせ
アクセス

診療案内

なるべく削らない治療とは?

ユアデンタルオフィスでは、保険診療においても患者さんの状態に応じたM.I.治療を取り入れています。

M.I.治療とは?
M.I.はミニマル・インターベンションの略で、直訳すると「最小限の介入」です。
一般的には、むし歯治療時の介入(削る行為)を最小にするいう意味で使われています。
簡単に言うと、歯の削る量を最小限にするというような感じです。
しかし、本来は削る量を最小限にするという意味だけではありません。
もともとは、2002年にFDI(国際歯科連盟)で採択された概念なのですが、その基本的な考え方は以下のようになります。
(1)口腔内細菌叢こうくうないさいきんそうの改善
(2)患者教育
(3)エナメル質および象牙質ぞうげしつの非う窩性病変かせいびょうへんの再石灰化
(4)う窩性病変かせいびょうへんへの最小の外科的介入
(5)不良修復物の修理
このように、M.I.とは削るときの量を最小にするという治療法のことではなく、むし歯のマネージメントの概念なのです。
もちろん当院ではこの考え方に基づいた治療を実践しています。
しかし、削る量を最小限に抑えたとしても、むし歯がとても深い場合には、神経を取らなければならなくなってしまうことがありますし、歯の崩壊が著しい場合には、CRでの修復はできません。

歯を削ることで、どんな影響があるのか?

歯を削ることで、歯の表面のエナメル質(白い部分)に微細なひびが入ることがあります。これにより、むし歯菌が侵入しやすくなることがあります。
削った部分を詰め物やかぶせ物で修復しても、目に見えない隙間が生じることがあり、その隙間から再びむし歯になる可能性が考えられます。
天然歯にできたむし歯は、色の変化(黒くなったりホワイトスポットが現れる)として自分で気づきやすいですが、奥歯や詰め物、かぶせ物の下にできるむし歯は、肉眼での発見が難しいことがあります。

歯髄しずいを抜くとどうなるのか?


神経を抜くということは、歯髄しずいの部分を示しています。歯髄しずいには神経、血管、リンパ管が含まれており、血管は全身の血液から栄養を歯に供給しています。
歯髄しずいを取り除くと、血管が減少し、栄養不足の状態になりやすくなります。このため、感染のリスクが高まることがあります。
そのため、できるだけ歯髄しずいを残すことが重要です。M.I.治療は、これを実現するためのアプローチの一つです。

また、歯を残すことは重要ですが、治療においては全体の健康を考慮することが必要です。適切な治療を受けることで、健康を維持することが可能です。

ユアデンタルオフィスでは、自費診療で『ドッグベストセメント治療』も可能です。

完全予約制となりますので、ご予約はお電話からお願い致します。

関連記事

アーカイブ